BetterDisplayでSideCarを縦向きで使おう
SideCarを縦向きで使いたい!
充電スタンドは縦向きで置くことになる反面で、SideCarは横向き限定野仕様となっています。また、X(旧Twitter)では横向きの方が縦向きの方が都合が良かったりします。
縦向きSideCarの導入方法
結論、BetterDisplayとSidecarの合わせ技でできます。縦表示をしたい場合有料版にする必要があります。
Better Displayについて
今回紹介している用途以外でも、非常に便利なアプリなので簡単に紹介します。BetterDisplay接続されているディスプレイを操作したり、仮想ディスプレイをあれこれできるアプリです。
外付けディスプレイの接続や電源を操作したり、輝度を変更したりできます。ショートカットも割り当てることができます。
ということで、以下手順です。
1/ Dummy Displayの作成
作成するDummy Displayは画質とサイズを選択できます。
- サイズ: お使いのiPad似合うサイズを選びましょう
- 画質: HiDPIとLowDPIを選べます。HiDPIは無線接続している場合、安定しない場合があります
自分はiPad mini 6を使っていますが、1133 x 744 HiDPIがちょうど良いなと感じています。
2/ Dummy DisplayをSideCar Displayにストリーミングする
- Dummy Displayのメニューから
Stream Dummy
でSideCar Display
を選択でiPadにDummyが表示されます。
- さらにDummy Displayのメニューから
Stream Dummy
→Rotate Stream by 90
にチェックで縦表示が可能です
3/ Dummy DisplayとSideCar Displayを紐付ける
manage display
からassociate
で紐付けることができます
紐付けておくことで、SideCarディスプレイに接続すると自動でDummy Displayが表示されるようになります。4/ 配置の調整
ディスプレイの配置設定からお好みで配置を設定し、セットアップは完了です。
参考までに、自分はこんな感じにしています。
簡単に解説すると不要になったSideCarDisplayは右下の端っこに配置。また、通信の負荷が少なくなる気がするので壁紙を真っ黒に設定しています(効果の有無は不明です)
おまけ: AppleScriptで、SideCar起動の操作を自動化する
Automatorで、オリジナルのアプリケーションを作成します。作成したアプリケーションを起動するとsidecarが起動してくれます。
以下、SideCar起動のスクリプトです(お使いのMACの言語設定が日本語の場合は修正する必要あり)。